乾燥肌を防ぐ-2
乾燥肌の原因で、これもどうしようもないとされやすいのが「加齢・老化」です。基本的に体には多くの水分が含まれているのですが、歳を重ねていくごとにこれが脂肪へと変わっていくのです。
そして更に老齢化すると、体の機能の衰えと平行するように水分を保持する機能自体も衰えていってしまいます。従って、歳をとればとるほど肌は乾燥していく、と考えるのは正しいのです。それこそ自然の摂理でもあり、こればっかりは誰にでも同じようにやってきます。
ズバリ若返るというのは無理ですが、対策をすれば老化を遅くすることができます。「肌」だけに限ったことではありませんが、「老化防止」を検索してみてください。そして生活環境についても理解しておきましょう。
そもそも普段生活している環境というのは、想像以上に乾燥しているのです。肌に良い湿度は、60~65%とされており、湿度が50%以下になると、たちまち肌が乾燥し始めます。季節ごとの平均湿度は、春:4~6月は50%~60%、夏:6~8月は60%~65%以上、秋:9~10月は50%~60%、冬:11~3月は30%~50%となっています。
冬場はやはり乾燥しています。それ以外は湿度50%を超える期間が長いのですが、これは外の湿度であり、室内は間違いなくこれより乾燥しているのです。要注意はエアコンの使用です。夏の冷房、冬の暖房によって、屋外よりも10~20%湿度は低くなっています。オフィスなどでこうした環境に長時間いると、乾燥肌が進行します。
小さな加湿器を置くだけでも対策になります。重ねて言いますが、間違ったスキンケア、不規則な生活などは、できるだけ改善するようにしてください。せっかくの努力もアダになってしまいますよ。