乾燥肌の原因になるやってはいけない習慣



間違った対策

 

乾燥肌を何とか改善しようといろいろ対策をすると思います。しかし、その対策が間違っていれば本末転倒です。そうした間違ったスキンケアを説明しておきます。

 

まずはスチームです。具体的には美容機器などを使って顔にスチーム(蒸気)をあてる方法です。実はこれが肌の乾燥を促進させてしまうのです。その理由は「過乾燥」起こすからです。

 

基本的に水はすぐに蒸発します。特に、肌に付着した水分というのは、予想以上に非常に早く蒸発するのです。なぜなら体温があるからで、表面の肌に付着した水分の蒸発だけではなく、その際に、肌の内部の水分まで出してしまうのが「過乾燥」のまずい点です。

 

スプレー式(霧状)の化粧水もよくありません。これもスチーム美容器と同様で、乾燥肌になってしまうのです。実際に「スプレー式化粧水を使うと、更に肌が乾く感じがする」という人が結構いるのですが、それは気のせいということではなく、実際に乾燥しているわけです。わかりやすく言えば、不用意に肌に水分だけをつけるのがNGだということです。

 

普通の化粧水であっても、化粧水だけをつけるのではなく、同時に保湿するための対策を忘れないようにしましょう。

 

次は石鹸です。具体的には、洗顔料やメイク落しで、泡立ちのいいもの、汚れのよく落ちるものです。コマーシャルでは、大変泡立ちのいい洗顔料、どんな濃いメイクも簡単に落ちるメイク落しの製品がよく登場します。こうした製品には「合成界面活性剤」が多用されています。

 

「合成界面活性剤」は、確かに機能性が高い点は特長であり、洗浄力が強く、汚れが落ちやすいのです。ただし、敏感な肌には強い刺激となりやすく乾燥を引き起こすのです。